知る人ぞ知る永遠のライバルである北千住と赤羽。
どちらのほうが住みやすい街かというと、無論一概にはいえない。
新宿に出るには赤羽のほうが便利である。
中央区などの都心に出るには北千住のほうが便利である。
個人的には、北千住のほうにやや分があると思う。
最大の理由は、埼京線の混雑があまりにもひどいことである。
赤羽はターミナル駅で、とても便利なのであるが、朝晩の混み方が尋常ではないのだ。
もしかしたら、日本で一番混雑している駅なのではないかと思う。
実体験として、赤羽以上に混雑している駅に遭遇したことはあまりないからだ。
早朝の埼京線は、そこに電車が止まっていても、乗車できない人が多数存在するのである。
新宿でも、渋谷でも、そんな光景を見ることはほとんどないが、
赤羽ではそれが日常である。
赤羽に住んで通勤のない主婦や子供たちにとって、赤羽は最高の街かもしれない。
でも、通勤や通学に電車を使う人にとっては、ちょっと疑問符があるのだ。
一方、北千住は電車的にはそれほど混雑はしないし、赤羽以上にたくさんの路線が
交わっているので、電車問題はあまり存在しないといえる。
とても便利な駅なのである。
ただし、そこに住むという視点でみると、住宅地としては赤羽のほうが
住みやすい感じがする。
ファミリーであれば、赤羽のほうがなんとなく安心感があると思う。
赤羽と北千住の共通点は、実はどちらも荒川のそばにあるということである。
荒川の河川敷は、都内でおそらくトップクラスの河川敷である。
何がいいかというと、景色もいいし、道も広く、遊び場も豊富で、
しかもあまりにも広いので、ほとんど混雑しないところである。
週末になると、山手線のような人だらけになる多摩川の河川敷と比べると明白である。
かつて人間の住む場所に川は必然であったが、
現代では必ずしも川がなくても、生活には困らないものである。
でもなんとなく思うのであるが、近くに川がある場所とそうでない場所では、
何か明らかな違いがあるような気がする。
赤羽と北千住、どちらもいい街である。
単身者なら北千住、ファミリーなら赤羽が、おススメである。
ざっくりすぎるか?
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