マンションの構造には、大きく分けると鉄骨と、鉄筋コンクリート(RC)に分類される。
ダントツでオススメなのは鉄筋コンクリート(RC)である。
わかりやすく言うと、鉄骨で枠組をつくって、それをコンクリートで補強するのであるから
断然丈夫で、静かなのが、鉄筋コンクリートなのである。
住んでいる人にはメリットしかないのである。
では、なぜ鉄筋コンクリートの物件は少ないのであるか?
それはコストがかかるからである。
自分が住む物件であれば、できる限り丈夫で安全で静かな建物を作りたいと思うわけであるが、
収益のために他人に賃貸に出す物件をそうしようとする人は少数である。
できるだけ少ないコストで、必要最低限のものをつくろうとするものである。
しかも鉄筋コンクリートの建物は撤去費用が高額なのである。
鉄骨であれば300万円で解体できるとすれば、鉄筋コンクリートなら500万円以上
かかってしまうのも普通である。コンクリートを解体するのがどれくらい大変かは、
イメージできると思う。海外のように、解体にダイナマイトを使用できるのであれば、
コストはかなり安くなるはずであるが、日本は法律で認められていないのである。
(厳密にはかなり細かい規制をクリアすれば不可能ではないというレベル)
では、鉄筋コンクリートの建物はどのような理由で建設されるのであろうか?
その物件の一部にオーナーが居住する場合には、そういうことがおきたりもするのだ。
また、建築業者ができるだけ高いものを売りつけて、自分たちの利益をあげようとする場合に、
結果としてそうなる場合もある。
いずれにしても鉄筋コンクリートの物件に遭遇できたら、あなたはラッキーである。
もちろん、鉄筋コンクリートであったも、よくない物件は存在する。
例えば、目の前に高速道路があったりすれば、鉄筋コンクリートで防音していたってかなり騒音が
うるさい物件も存在する。二重サッシにしようが、防音がうまくいってない物件は多数あるものだ。
もし同じような条件で、一つは鉄筋コンクリートで、もう一つが鉄骨であったとしたら
迷わずに、鉄筋コンクリートの物件を選ぶべきである。
入居者としてのデメリットはほとんどないし、賃料が高いわけでもないからである。
実際には、例えば駅から近いとか、他の要素が占める場合が多いわけであるが、
家探しをする場合に、エリアを広げて、「鉄筋コンクリート縛り」で探すのは、悪い選択肢では
ないといえる。
くれぐれも、自分が物件のオーナーになるときは、やめておいたほうがいいと思いますが・・・・
コメント